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おひるね堂の治療

おひるね堂の治療について、いろいろ書いてみました。

おひるねこ

◆はじめのひとこと◆

まずはじめに書いておきたいこと。それは何か。
じっくり考えました。そして、気がつきました。
どうしても最初に言っておきたいひとこと。それは、
「ありがとう」
です。
私は今、人を治療するという仕事をしています。
この世の中は複雑で、難しい面もあるけれど、
それだからこそ、私のような者が役に立てる仕事がある。
そんな仕事を、自分ができることに感謝します。
この仕事をするのにご協力くださった、まわりの皆さんに感謝します。
そして、患者さんに感謝します。
患者さんがいるからこそ、私は治るお手伝いをして、
微力ながらお役に立つことができるのです。
おまけに、治療がうまくいくと、
患者さんから笑顔をいただくことがよくあります。
そんな時、お礼の言葉を聞きながら、
実は私の方が感謝の気持ちでいっぱいなのです。

◆おひるね堂3つの心がけ◆

おひるね堂は 清潔 です

はりは1本ずつ滅菌パックされたディスポーザブル鍼を使用。手指や器具の消毒もしっかりと行いますので、最近・ウィルス感染などの心配は全くご無用です。

おひるね堂は 丁寧 です

当院はベッド1台だけの小さな治療院です。静かな環境で一人一人丁寧に、落ち着いた診察を心がけています。

おひるね堂は 安心 です

院長の飯塚邦彦は、鍼師・灸師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を所持しています。

守秘義務を厳守します。診察は一対一で、じっくりとご相談に応じます。予約制ですから他の患者さんと重なることは基本的にありません。

はり灸治療が初めてという方や、敏感な方には、ごく弱い刺激で治療します。はりを刺さない「接触鍼」と、文字通りの「手当て」が中心になりますが、それでとても効果があります。

◆治療院の名称の由来◆

あれは、うららかな春の日のことでした。
私が散歩がてらに不動産屋めぐりをしていますと、
不動産屋さんの真上に、ちょうど良い空き部屋がありました。
「駅から10秒、こいつぁいい部屋だ!」

喜び勇んで家路を急ぎ、
「本郷にいい部屋を見つけた!」
と、カミさんに報告したところ、
徒歩1分のところに職場があるカミさんが思わず
「やったぁ、昼休みに寄っておひるねできるね!」
「それ、いただきます」
私はとっさにメモメモするのでした。

そして、私がかつて見習いをした"泉堂はり灸院"から一部いただいて、
「おひるね堂はり灸院」を治療院名の第一候補としました。
他にいくつかあった候補名とともに当ホームページに載せ、
どの名称が良いかアンケートしたところ、
やはりと言いますか、圧倒的多数の支持を得て
「おひるね堂はり灸院」
に決定したのです。

いかつい顔の私にはもったいない名称ではございますが、
カミさんのひとことに免じて何とぞお許し下さいますよう。

◆治療の流れ◆

おひるね堂の治療の主な流れは以下のとおりです。

1.ソファに座って問診<5~10分>
2.(治療コースの場合は着替え)
3.仰向けの治療<10~15分>
4.うつ伏せの治療<15~30分>
5.もう一度仰向けになってチェック<5~10分>
6.(治療コースの場合は着替え)
7.ソファに座って注意事項などご説明
8.料金のお支払い

◆第一印象◆

患者さんに初めて会った時の第一印象、
これをとっても大事にします。
会ってすぐに私は何を感じたか。
これがのちに治療をしていく上で
大きなヒントになることが多いものです。

◆息◆

治療がうまくいくと、呼吸が深く大きくなります。
すると患者さんは、「息がラクになった」と言います。
息がラクになるということは、
「生き」がラクになるということです。

◆治療後のこと◆

治療が終わります。
たいていの方は、さっぱりした気分になっているはず。
でももしかして、あなたはボーっとしているかもしれない。
無性に眠いかもしれない。
なんだかだるく感じるかもしれない。
それで、いいのです。
今までからだの奥に隠れていた疲れが、はっきりと現れてきています。
直後でなければお風呂に入っても構いませんが、
お酒は控えた方が、治療の効果がよく現れます。
今夜はできればお早めにお休み下さい。
そして、明日の朝をお楽しみに。
ぐっすり眠れて、サッパリとした目覚めが待っていますよ。
これが、おひるね堂の治療でからだが良くなっていくプロセスなのです。

◆おひるね堂のBGM◆

おひるね堂は、BGMにボサノバなどゆったりとした音楽を流しています。
心地よい午後の日だまりを連想させるそのリズムと歌声に余計な力が抜けて、
私自身も「さあ、もっとゆっくり行こうよ」と囁かれている気がします。

◆この症状は治せますか?◆

「先生、この症状は治せますか?」ときかれます。
「ええ、治りましょう!」と私は答えます。
私は治せません。
あなたは治ります。
いっしょに、治りましょう。

◆検査で異常はないけれど・・・◆

「病院で検査したら何も異常はないと言われた。でも、どうも気分がスッキリしない。」というあなた。
「病気でもないのに鍼灸院に行ってもいいんですか?」というあなた。
それこそが鍼灸の得意分野ですよ!
あなたが「スッキリしないと感じている」という事実、これを大切にしましょう。

◆転職のきっかけ◆

かつて会社勤めをしていた私が、そもそもどうしてこの仕事に転職しようと思ったか?
当時の彼女(現在のカミさん)が体調が悪い時に、なんとなくピーンとくるところに手を当ててみました。そうしたら、けっこう簡単にラクになってしまいました。
そんな経験が度々あったからです。それが原点です。

◆センサー◆

不思議なことなのですが。
患者さんのからだの悪いところや、治療に効くツボに触れると、私のおなかはゴロリと音がします。
そしてその場所にじっくり手を当てたり、鍼を接触させたりすると、ますますおなかは音をたてて鳴ります。
じきに患者さんのからだが良くなってくると音は収まります。
「どうしてそうなのか」とよく質問されます。
どうしてだか知らないけれど、そうだからこの仕事を選んだんです。
不思議なことなのですが。

◆ご飯◆

「いかにおいしくご飯が食べられるか」
「おいしくご飯を食べるためにはどうしたら良いか」
これを中心にして生活を見直すと、健康につながるように思います。
ご飯をおいしく食べられるということ、これ以上の幸せがあるでしょうか。
少なくとも私の場合はそうです。
食べられなくなってからこのことに気づくのですが。

◆私は、もの静かで◆

私は、もの静かで落ち着いているとよく言われます。
そのせいもあってか、患者さんの多くは治療中に眠ってしまいます。
鍼灸学校に在学中、友人どうしで練習している頃からそうでした。
それもあって、「おひるね堂」というネーミングなのです。

◆治療中の眠り◆

「治療中にすぅーっと意識が遠のいて、眠ってしまった」
「十日分眠ったような気がする」
「起きたらとてもスッキリした」
治療後の患者さんから、こんな感想をよく耳にします。
短時間でも、深く眠れたんですね。

◆睡眠と自然治癒力◆

深く眠りさえすれば全ての症状がよくなる、
なんてことを言うつもりはありません。
しかし、たとえ短時間であっても深い睡眠が、
患者さん本人の自然治癒力を発揮させるのに役立つ、
ということは確かに言えると思います。
人は、何か考え事や気になることがあったりすると、
本来自分が持っているはずの「自然治癒力」を十分に発揮できず、
いくら寝てもスッキリしないという状態に陥りがちです。
そんな場合には、はりの治療を受けるなどして、
強制的にでも頭の中の考えごとをいったん停止させ、
頭を冷やし、頭を休めることが有効です。
頭が冷えると、患者さん本人の「自然治癒力」にスイッチが入り、
「自分で自分を治していく力」が存分に発揮されるのです。
私は、そのお手伝いをします。
患者さんを眠らせようと思って治療しているわけではありません。
眠ってしまうのです。
良いツボを丹念に探して「接触鍼」や「手当て」をしていくと、
自然と眠ってしまうことが多い。
そして、その様子は、
猫ちゃんを邪心なく丁寧に撫でていると眠ってしまうのと
とってもよく似ています。

◆猫撫で治療◆

患者さんには「これは気功治療ですか?」「ソフトな整体治療ですね」などと言われることがあります。
私としては「猫撫で治療」をしているつもりでいます。

日なたに寝そべる猫ちゃんに、やさしくそっと手を触れて幸せを感じていると、のどをゴロゴロ鳴らして大きなため息をつき、しまいには熟睡してしまいます。
そのようなイメージで、強すぎず弱すぎない心地よい刺激で、心身をゆるめていきます。

◆鍼◆

鍼は、必要と感じた時にはもちろん打ちます。

ただ、初めて鍼の治療を受ける方や、敏感な方などには、むやみに打とうとはしません。
体の表面にそっと触れる刺さない鍼や、手のひらをじんわりと当てていくやり方を中心にして、お体の変化を脈などで確認しながら治療を進めていきます。

もちろん、その過程で刺す鍼が必要と感じた場合には、ご説明してから鍼を打ちます。
その場合でも、打つ鍼はせいぜい数本です。

◆お灸◆

必要な時にはお灸もします。

体の冷えが強い方、外傷の古傷がある方など、お灸が有効な場合は多いものです。
据えるお灸はほんのゴマ粒ほどの大きさで、肌にもほとんど跡を残しません。
それでも跡が気になる方には、全く跡の残らないやり方でお灸をします。

いずれにせよ、熱いと感じるのではなく、じんわり気持ちいいと感じる方がほとんどです。

◆人間は言葉を使う◆

人間が他の動物と違う一番大きな点は、「言葉を使う」ということです。
まずは患者さんの話をよくきくこと。これがとても大事です。
人の話をきくということはものすごく奥が深くて、難しいです。
おひるね堂は、患者さんのお話を伺うことを、とても大事にしています。

◆コースの違い◆

治療コース(5,000円)とおひるねコース(3,000円)、治療の主要な部分はそれほど変わりありません。

治療コースの方が時間も長めで、治療着に着替えていただきますから、よりゆっくりとリラックスしていただけます。
遠方からいらっしゃる方や、お時間に余裕がある方は、たいてい治療コースをお選びになります。
症状が強い方には治療コースをおすすめします。

お着替え不要のおひるねコースは、近所でたびたびお越しになれる方や、お時間があまり取れない方などがお選びになります。
治療着へのお着替えに抵抗のある方や、初めての治療で少し試してみたいという方も、おひるねコースでどうぞ。

◆予約電話の例◆

以下に、実際の電話でのやりとりを例示してみます。

RRR… RRR…
「はい、おひるね堂の、飯塚です。」
「ホームページを見てお電話したんですが…」
「初めての方ですね。ご予約をご希望ですか?」
「はい。」
「いつがよろしいですか?」
「○月○日の3時ごろは空いていますか?」
「少々お待ちください。…ああ、あいにくその時間はもうふさがっています。4時ではいかがでしょうか。」
「はい、それで大丈夫です。」
「わかりました。場所はおわかりになりますか?」
「ええ、ホームページの地図を見て行きます。」
「もし道に迷ったらお気軽にお電話ください。最後にお名前を教えていただけますか?」
「○○です。」
「○○さんですね。では、水曜日の4時にお待ちしています。もし時間変更やキャンセルなどございましたら、ご連絡ください。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
「はい、それでは、失礼します。」


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